腹話術伝道の学び

No.33「「感情を表すことば」」

「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。あなたこそは私のす わるのも、立つのも知っておられ、私の思いを遠くから読み取られま す。・・・ことばが私の舌にのぼる前に、なんと主よ、あなたはそれをこ とごとく知っておられます。」 

詩篇139篇1、2、4節

人形のキャラクターを表すためには、単に、年齢や環境などを設定し て、それにふさわしい台詞を選ぶだけでは十分ではありません。「人形 のかたち」の「彫を深くする」ためには、「心(感情)を表現すること ば」を用いることが必要です。

そもそも、日本人は、自分の感情をことばで表すことが苦手な民族だ と思いますが、人間同士がより良いコミュニケーションをはかるために は、「感じたことをことばにする」努力が必要です。それは腹話術におい ても同様なのです。これは私自身も反省するところですが、自分の書いた 台本を良く読んでみると、術者と人形、両方の台詞の中に、感情を表すこ とばが非常に少ないことに気が付くでしょう。それは、日常会話の中 で、感情表現に慣れていないために、台本を作成する時も、つい話のあら すじや、出来事の説明に終始してしまうわけなのです。

そこで、これからは、意識的に、感情を表すことばを用いてみることを おすすめいたします。

とはいえ、単なる喜怒哀楽の決まりきったことばにならないようにし なければなりませんので、感情を表すことばには、いったいどんなものが あるのかを考えてみましょう。

肯定的な感情を表現することば

感謝する、感心する、励まされる、ほめられる、理解できる、大切な、 価値がある、大丈夫、リラックスできる、待ち望む、勇気をもらう、熱心 な、一所懸命な、びっくりする、感嘆する、期待する、希望をもつ、仲良 し、親しみやすい、大胆な、平気な、平安がある、穏やかな、ほのぼの とした、元気がある、熱心な、上機嫌な、やさしい、親切な、興味津々 な、注意深い、興奮した、うきうきした、スリルがある、ピンとくる、 感激する、敏感な、恵み深い、憐み深い、ねばり強い、しっかりした、 独立心がある、偏らない、涙もろい、ロマンチックな、真剣な、自信が ある、確信がある、楽しい、喜び、満足、生き生きした、前向きな、エ ネルギッシュな、安全な、安定した、所属感がある、あこがれる、あり がたい…

否定的な感情を表現することば

臆病な、怖い、心配する、びっくりする、むかつく、切れる、頭にく る、不安な、そわそわした、無関心な、無感覚な、無情な、焦る、もが く、ためらう、当惑する、混乱する、警戒する、怪しい、脅かされた、 傷ついた、攻撃された、頑固な、半信半疑な、だるい、不満足な、憂鬱 な、厳しい、むっつりした、しょげる、退屈した、つまらない、ばかげ た、みじめな、恥ずかしい、うらやましい、嫌いな、侮辱された、いや な、憎い、迷惑な、意地悪な、震えるような、落ち着かない、パニック になる、必死に、無力な、孤独な、寂しい、捨てられた、みじめな、誤 解された、にがにがしい、けちな、場違いな、気の小さい、おせっかい な、引きこもりたいような、平凡な、劣等感を覚える、価値がない、ば かげているような、中途半端な、絶望的な、融通がきかない、こちこち になった、麻痺しているような…

以上「エリヤハウス」祈りのミニストリースクールのテキストから抜 粋

これらは単なる単語ですから、このまま使うことはできないかもしれ ませんが、感情表現のために参考になると思います。大事なことは、術者 が話を進める上で、登場人物の心を深く描写すると共に、自分自身の感 情も豊かに表現すること、そして人形も自分の感じたことや気持ちを自由 にことばに表すということです。

是非「心の通った台本」をめざしていきましょう。

2014年7月25日

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