腹話術伝道の学び

No.8「キャラクターのある人形」

「わたしはあなたに感謝をささげる。わたしは恐ろしい力によって、驚くべきものに造 り上げられている。」

詩編139:14新共同訳

“I praise you because I am fearfully and wonderfully made.”(NIV)

腹話術のスタイルを大きく分けると、「ボイス・イリュージョン」と「キャラクター」と言え るでしょう。前者は、主にたくさんの声色を使って、様々な演出に挑戦する技術中心のスタイル で、後者は人形を2,3体にしぼり、それぞれのキャラクターで存在感を持たせるスタイルで す。20世紀の大スター、エドガー・バーゲンとその人形チャーリー・マッカーシーは後者の典 型でした。最近は、時代の要求のせいか、どの国でも後者より前者のタイプの腹話術師が多いよ うに感じられます。私個人的には、術者よりも人形の方が人々に覚えられ、愛されるようなキャ ラクタータイプの腹話術を好んでいますが、みなさんはどうでしょうか。

別にプロをめざしているわけではないという方々にとっても、腹話術で神様の栄光を現したい と願うなら、自分のスタイルを確立できるように努力することが大切です。そこで、今日は、 キャラクターの作り方について、私自身が学んできたことを少しお分かちしたいと思います。

人形の選択

キャラクターを育てる第一歩は、どんな人形(パペット)を選ぶかにかかっています。もちろ ん値段のことは現実的な問題ですが、それを脇に置くと、まず人形を眺めていて、台詞(台本) が思い浮かぶか、ということが重要です。「人形の声なき声が聞こえる」なら、その人形はあな たのパートナーになれる可能性が大きいのです。飾り物のようにただ可愛いだけであったり、自 分の好みに合っているという理由だけで購入すると、後でキャラクター作りに苦労することにな ると思います。

名前を何とつけるか

私たちは、人形の名前をつける時、あまり深く考えないかもしれませんが、実は「名は体を表 す」で、その時点からキャラクター作りは始まっているのです。つまり、どんな人形にしたい か、あなたはすでにイメージを持っていることになるからです。是非あなたの魂にフィットする 名前にしてください。(途中で改名することもありかもしれません。)

どんな存在であるか

人形のキャラクターの枠組みとして、性別、年齢、性格など、基本的な設定は必要です。特 に、みことばを伝えようとする場合は、人形の信仰の有無、神概念を明確にしておくことは、台 本を作る上でレールを引くために重要です。また、パーソナリティーの彫りが深いかどうかは、 キャラクターを印象付けられるかどうかの分かれ目になるでしょう。その人形にとって、話の テーマはどう感じられるのでしょうか。それを考えましょう。

どんな存在であるか

どんな人形にしたいのか、全然アイデアが浮かばない時は、あなたの人生において出会った 人々のことを思い浮かべてみましょう。特に、すごく感動したり、おもしろい証しを持っている 人や、ユニークな未信者で印象に残った人、憧れのタレントやスポーツ選手など。それでも難し いなら、一番表現し易いのは、自分自身と家族の姿を投影させることです。自分の経験したこと を題材にすることは、証しとしても用いられます。また、自分はこうなりたいという人物像を設 定してもよいでしょう。

人柄に強弱をつける

モデルとなる人物を決めたとしても、そのままの姿では人形のキャラクターとはなれません。 そこで、性格や生き様の“アニメーション化”が必要です。つまり、漫画に描かれた人物が現実離 れしているように(容姿や行動など)、そんな人間は本当にはいないけれど、どこかにいそうな 気がする。何かしら心に響く、共感できる、という存在にするわけです。特に、パペットが動物 であったりすると、あくまでも擬人化するわけですから、この人々の心に“共感”を呼ぶかどうか という点はすごく重要だと思います。

2012年1月13日

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